創薬科学専攻
（博士前期課程）
理念・方針
修了認定・学位授与に関する基本的考え方
本課程では、薬学を中核に据えた学問分野における研究能力を獲得した人材を育成することを目的としている。
必要な研究指導を受け、講義科目を履修して所定単位数以上を修得し、英語能力試験において所定の基準を満たすことが求められる。博士論文研究基礎力審査（QE：Qualifying Examination）、修士論文、または、特定の課題についての研究の成果の作成および口頭発表・討論による審査に合格した学生に、修士(創薬科学)を授与する。
学生が身に付けるべき資質・能力
- 創薬科学研究者として必要な、倫理観、基礎から応用に至る幅広い知識と技術ならびに高い研究能力を身に付けている。
- 国際社会で活躍できる国際感覚及び英語能力を身に付けている。
- 自己研鑽に対する意欲と態度を有し、幅広い知識と高い研究能力によって、課題発見から課題解決に向けた創薬科学研究を遂行することができる。
教育課程編成に関する基本的考え方
本課程では、薬学を中核に据えた学問分野における基礎から応用に至る幅広い知識と研究能力の醸成を達成するため、階層化と複線化を施したカリキュラム構成を採用している。
教育課程編成に関する基本的考え方
１. 教育内容
- 研究課題の遂行に必要な、倫理観、基礎から応用に至る幅広い知識と特定分野での最先端の専門知識や技術を修得する。
- 国際社会で活躍できる英語力を修得し、文献読解や説明能力、情報収集能力、ディスカッション能力、コミュニケーション能力を養成する。
- 最先端の知識と研究活動を通して、課題設定から課題解決に向けた研究遂行能力を修得する。
２. 教育方法
- 初期には幅広く、そして特定分野での最先端の知識まで徐々に修得するために、「ＧＳ基盤科目」から始まり、「概論」、「特論」、「実験技術」、「先端セミナー」の順に講義科目群が、階層化して配置している。また、「ファーマケミストリー分野」・「バイオファーマサイエンス分野」・「プレシジョンメディシン分野」の３つの分野を横断する科目群を複線化して「概論」以降に配置している。
- 幅広い知識、国際的視野や国際社会で活躍可能な英語能力や情報収集能力、コミュニケーション能力を養成するために、専門英語科目、英語での授業科目、さらに「自由履修枠」を開講する。
- 専門分野における演習と研究活動を通して、未知の問題に対する解決能力を養成するために、「演習」および「実習」科目を配置している。
学修成果の評価
- 学修成果の評価基準・方法は各開講科目のシラバスに示している。
- ディプロマ・ポリシーに掲げる3つの資質・能力については、講義科目、実習、演習、自由履修枠において、試験、レポートにより評価する。
- 学修成果の総合的な評価は、博士論文研究基礎力審査（QE：Qualifying Examination）、修士論文、または、特定の課題についての研究の成果の作成および口頭発表・討論による審査により実施する。
本課程では、創薬科学分野の基礎から応用に至る幅広い知識と研究能力を兼ね備え、国際的視野を有する人材の養成を目的とします。医薬品をはじめとする種々の生理活性物質を化学的、物理学的又は生物学的側面からとらえた教育・基礎研究を通して、創薬を含む生命科学全般に貢献できる優れた人材を養成します。具体的には、製薬・化学・食品関連企業における開発研究者・学術研究員・MR、公的機関での研究者、医療・厚生・薬事・環境等の分野での行政担当者などとして活躍する人材を育成します。将来このような分野での活躍を目指す意欲と資質を持つ人を、出身学部を問わずに広く受け入れます。
入学者選抜の基本方針としては、一定レベル以上の学力（専攻学術および英語）を有し、将来、上記の分野で活躍することに強い意欲をもっていることを重視します。選抜は、基礎学力、英語能力、論理的思考力や表現力等を学力試験および面接試験によって総合的に判定します。
研究室紹介動画
創薬科学専攻の博士前期課程ならびに後期課程、薬学専攻の博士課程では、最先端の科学技術を駆使して医療の未来を創造するための多岐にわたる研究を行っています。各研究室では、最先端の研究設備と優れた指導教員のもと、医薬品の開発や生体機能の解明に取り組む意欲的な大学院生が日夜研究に励んでいます。研究室選びの参考として、各研究室の特色や研究テーマ、指導教員からのメッセージなどの動画をご案内します。研究室見学や教員への相談も随時受け付けておりますので、興味のある研究室がありましたらお気軽にお問い合わせください。