主な研究テーマ
- 創薬・生命科学への応用を目指した新反応、新反応剤、並びに機能性分子の開発
- 生体分子の機能解明を志向した特異的官能基変換法の開発
- 生体分子の特性を活用した有機触媒並びに有機合成手法の開発
研究の概要
生物有機化学研究室では、創薬や生命現象の解明に貢献する画期的な技術や化合物の開発を目指して研究を行っています。
医薬品と生体分子に多く含まれるカルボン酸アミドやエステルを形成する脱水縮合反応や、有機合成に広く役立つアルキル化反応およびエポキシ化反応に着目し、様々な新規反応剤をつくり上げてきました。
脱水縮合反応とアルキル化反応は、創薬研究における登場頻度のトップ3に位置する重要な化学変換です。
さらに、ひずんだ小員環化合物を活用する独自の光反応や、新しい機能性分子、脱炭素社会の実現に向けた環境負荷の少ない新しい創薬技術の開発にも取り組んでいます。