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装置の原理 |
試料をHeとO2の気流中で燃焼させて生じた燃焼ガスは,酸化炉と還元炉を通過するうちにH2O, CO2およびN2の混合ガスとなります。この混合ガスはそれぞれH2O 吸収管,CO2吸 収管およびディレーコイルに連結された三対の差動熱伝導度計にピストンで導かれます。第一対の吸収管ではH2O,第二 対ではCO2が 除去される結果,入口側と出口側で熱伝導度差が生じ,除去ガス濃度に比例した不均衡電気信号が得られます。第三対のディレーコイルはほぼポン プと等容積 で,あらかじめHeが充満しているので,同様にN2濃度に比例した信号が得られます。標準物質から得られ たファクター を用いて,試 料の各元素の含量%を求めます。
操作方法 |
専門のオペレータが行います。
利用範囲 |
下記の元素を含む化合物は燃焼管の劣化や充填剤の機能低下の原因となります。
Zn,Cd,B,Pb,Sn,Cr,Mo,W,Se,Fe,Ru,Os,Si,P,K,F など
下記の元素を含む化合物は測定できません。
Hg,As,Bi,Sb
申し込み窓口 |
王生 麻里 元素分析室(自然科学1号館1F) 076-234-4430
申し込み |
「依頼サンプル」に「元素分析報告書」を添えて申し込んで下さい。
使用料金 |
(円/1検体) | |
通常サンプル | 1,040 |
妨害元素含有サンプル | 1,950 |