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装置の原理 |
フイルムや繊維などの高分子材料試験片の一方へ強制的に振動ひずみ(定振幅制御の場合±4μm〜±160μm)を与え,試験片に生じる応 力(測定範囲±0.3mN〜±1N)を計測することによって,粘弾性関数の複素弾性率(E*),貯蔵弾性率(E'),損失弾性率(E")及び 損失正接(tan δ)等を演算し,試料の動的弾性率を測定します。試料は長さ10〜60mm,幅1〜4mm,厚さ5〜500μmの大きさのものが測定に適して います。
操作方法と利用範囲 |
本装置には計測制御・解析のためのパソコンが接続されており,対話形式で測定条件が設定でき,各種粘弾性関数も自動的に演算します。デー タは5インチフロッピーディスクにアスキー形式でテキスト出力が可能です。温度制御は低温は液体窒素,高温は電気炉によって行います。以上の 結果,測定可能な試料の動的弾性率は0.5〜1.6×1011Paになります。
申し込み窓口 |
(管理責任者)喜成 年泰 理工研究域機械工学系 076-234-4694
申し込み及び利用の仕方 |
本装置を初めて利用するときは,管理責任者が開催する講習会を受講すること。日程は,受講者のパソコン操作習熟度にもよりますが,1〜2
日程度。
利用の申込は,管理責任者に連絡し,他の利用者との日程調整を行うこと。低温測定のための液体窒素は利用者が準備すること。
利用可能時間は,平日0:00〜17:00。装置の設置場所は,自然科学3号館3B322号室。
使用料金 |
利用1時間につき、1,200円。